糸島へのアクセス方法は?車は必須?


糸島は福岡県の西部、日本海側に突き出た半島のことで、「島」という漢字が付いていますが糸島は島ではありません。半島としても紀伊半島や房総半島などのような大きなものでもなく、糸島の入り口でもある「筑前前原(ちくぜんまえばる)駅」から海岸近くの野北エリアまでは、直線距離でおよそ10キロ程度です。

福岡県内には、糸島市だけでなく福津市・宗像市など玄海灘沿いに複数の市町村があります。そんな中でなぜ糸島市が特に脚光を浴びているのでしょう。

今や糸島は福岡県でも有数の観光地となりました。糸島へは北は北海道、南は沖縄の全国各地から来訪されています。正確に測ったわけではありませんが、特に多いのは大阪・兵庫・岐阜・広島・愛媛・沖縄・長野・神奈川・東京・茨城・群馬・福島・北海道といったところでしょうか。

実は福岡というのは、有名な食べ物はいっぱいあります。例えば、もつ鍋や豚骨ラーメン、明太子、水炊き、博多の屋台などなどですね。しかし、食べ物以外の観光地となると案外少ないのです。有名どころと言えば太宰府天満宮や門司港レトロ地区、マリンワールド海の中道、宗像大社など。

この通りゆっくりと観光をして回るところというのがとても少ない土地柄だったのですが、ここ数年全国的に脚光をあびるところとなったのですが、それは何故なんでしょう。

これは地元のタクシー運転手の方から聞いた事なのですが、7〜8年くらい前に有名事務所の某アイドルの方がサーフィンに来たことがあって、その時に「ここは良いところだね」と言われて、その辺りからサーフショップができるようになり、ここを訪れたサーファーの人達の口コミで地名度が上がって来たのだそうです。

糸島は半島になっているので、半島の東側から入るもよし西側から入るもよし。筑前前原駅前から北へと半島の真ん中を突っ切るのもまたよしです。

糸島半島の西の海、東の海、北の海とそれぞれに異なった風景を見ることができます。また、JR筑肥線を挟んで南側には山間エリアがあり、ここには白糸の滝や雷神社、フォレストアドベンチャー糸島もあれば、五百羅漢や千手観世音菩薩像を見ることができる雷山千如寺大悲王院もあります。

また、あまり知られていないことかもしれませんが、糸島には大小合わせて百数十を超えるクラフトショップ(工房)が点在しているのです。その業態も様々で、木工や陶器・陶芸はもちろん、ガラス工房や香りの工房、組子細工、額縁工房、ステンドグラス、家具工房、織物、デニム、皮革、書画、金属、版画、土鈴、フェルトなど実に多彩な工房がいっぱいなのです。

さらにさらに、糸島半島の北の突端では眼下に美しい玄界灘を見下ろしながらのパラグライダー体験(前日までの予約必須だそうです)をする事も出来るのをご存知でしたか?私は高所恐怖症なのでチャレンジしたことはないのですが、興味のある方は是非チャレンジしてみてください。

そのような糸島へはどのようにアクセスするのが良いのでしょうか。

まず福岡空港や博多駅から行くには、福岡市営地下鉄空港線に乗ります。福岡空港や博多駅から糸島の入り口でもある筑前前原駅までは、地下鉄空港線とJR九州筑肥線が相互乗り入れをしているので、筑前前原駅行きや唐津方面行きなどの電車に乗れば乗り換えなしで行くことができます。

福岡市営地下鉄の福岡空港駅からなら、筑前前原行きや唐津・西唐津行きなどの直通電車に乗れば、45分で到着します。博多駅からなら39分、天神からは33分で筑前前原駅に行くことができます。このように福岡の中心地から30分〜45分程度で癒しの地に行くことができてしまいます。

いずれの駅からも姪浜(めいのはま)駅までは地下鉄路線、姪浜から先はJR筑肥線となっていて、筑前前原駅やその先の唐津や西唐津行きに乗れば一切乗り換えなしで糸島へ行くことができます。姪浜行きの電車に乗った場合は終点の姪浜で一回降りて、前原駅方面行きの電車に乗り換えてください。

さて、筑前前原駅に到着した後ですが、駅から海岸線までは直線距離で10キロ程度ありますから徒歩で行くことは通常は無理です。駅前には「糸島市観光協会」があります。そこでは貸し自転車がありますから、体力に自信がある人ならばそれを利用するのも一つの手でしょう。但し選んだルートによっては小高い丘や山もあります。だらだら坂も多いので、そこに入り込んでしまうと自転車だと少し厳しいかもしれません。

バスもあることはあるのですが、基本的に地元の人たちの生活路線であって、観光スポットを巡るようなルートは無い事から、バスを使っての観光は難しいでしょう。

当然、半島を巡る電車も無いため、公共交通機関での糸島観光は芥屋(けや)海岸・野北海岸・船越漁港・西浦漁港などピンポイント観光地との往復以外は無理と考えて下さい。

ですので、福岡県内や近隣の県から来られる場合は自家用車で来るか、それが無理ならばレンタカーを手配しましょう。

レンタカーは、筑前前原駅から歩いて2〜3分のところにニコニコレンタカー筑前前原駅前店があります。ここはSクラス(ヴィッツやマーチクラス)の利用で6時間2,200円と、とても格安で借りることができます。車自体は多少年式が古かったり傷が入っていたりすることもありますが、糸島を回る位ならば全く問題は無いと思います。

糸島半島付け根の最東端(糸島半島東の入り口)に今宿(JR九州筑肥線)という駅があります。その今宿駅の目の前にもニコニコレンタカー福岡今宿店があります。こちらもニコニコレンタカーなので、料金などは筑前前原駅前店と同じです。

しかし、どうせ行くならやっぱりきれいな車で観光したいというあなたならば、同じく筑前前原駅から徒歩で約10分の所にトヨタレンタカー前原店がありますので、こちらは如何でしょうか。ここはP1クラス(ヴィッツやパッソクラス)の利用で6時間5,400円と、ニコニコレンタカーよりは倍ほど高目となっていますが、大手ならではの安心感・安定感があります。

トヨタレンタカーは、前原店以外に九大学研都市駅(JR九州筑肥線)から北へ5分くらいのところにも伊都店があります。

九大学研都市駅から南へ約5分ほど行くと、オリックスレンタカー学研都市駅前店があります。ここはSクラス(ヴィッツやパッソクラス)の利用で6時間5,400円です。

九大学研都市駅自体の住所は福岡市ですが、糸島エリアにあって糸島半島の突端へのアクセスも良好です。

※ ニコニコレンタカー筑前前原店 092-332-9445

※ トヨタレンタカー前原店 092-324-0100

※ ニコニコレンタカー福岡今宿店 092-516-2525

※ トヨタレンタカー伊都店 092-802-0100

※ オリックスレンタカー学研都市駅前店 092-805-3901


いと太郎's 《The ITOSHIMA》

福岡県 西の端っこ 糸島《Itoshima》。 ここは、玄界灘に面した海浜エリアと背振山系に面した山間エリアの両方を満喫することができるのどかな地域です。 移住したい街としても人気のあるここ糸島《Itoshima》を、地元住民のいと太郎がご案内!

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